ネットでは誰でも×××.comなどの「ドメイン」を取ることができます。誰でも取れるが故に有名企業などを偽装したドメイン名もまだ取得されていなければ取れることができてしまいます。企業そのものの名前のドメイン名や打ち間違えを意識したドメイン名、ジョークになるものであればよいのですが、内容が内容であれば名誉毀損に当たることもあります。
これと同じ事がソーシャルメディアにも当てはまります。自分の会社のユーザ名を別の人が取ってしまって「荒らされる」ようなことが起こる可能性があるわけです。アメリカではミニブログサービス「Twitter」の「偽装アカウント」が話題になっているようです。

アメリカの「Tanner Friedman(http://www.tannerfriedman.com)」というPR会社のtwitterアカウントが設立されたのは今年の1月。1個普通と大きく違っていたのはそれをTanner Friedmanの担当者は誰も知らなかったことです。1月に開設されてからその後2ヶ月間はTanner Friedmanの担当者は何も知らずに過ごしており、2ヶ月後にとある担当者が気づいたことで知ったそうです。
その後、twitterアカウントが使い捨てアドレスで作られ、さらには驚くべき事に、それが競合他社のPR会社(Marx Layne/米最大の独立系PR会社)によって立ち上げられたことが使い捨てアドレスに残っていたIPアドレスから判明したそうです。
もっとも、Marx LayneのパートナーMike Layneはこの件に関する組織的関与を否定しているそうです。それゆえアメリカのブログでは、ちょっと熱狂しすぎた末端の社員などによって実施されたのではないかと言われています。
この問題はtwitterを使ったブランド毀損の問題につながる可能性もあり一概には判断出来ない問題です。FacebookやTwitterなどアメリカ系のサイトは無料でアカウントのURLを作れるところも少なくありません。この問題はドメイン名ということで昔から多くの争いがあった分野ですが、ソーシャルメディアの盛り上がりで影響力のあるサイト上でのアカウントも一つの問題となっているようです。
特に、ブランド名を語った「なりすまし」は名誉毀損の恐れもはらんでいるため、難しい問題です。Twitterは「Verified Account(認証されたアカウント)」プログラムを始めていますが、企業での使用はまだ除外しているためまだまだ分からないのが現実です。
Twitterのような簡単に登録できるメディアにとってはこういった事件は頭の痛い問題かもしれませんが、一方ビジネスのネタも眠っているのではないでしょうか。(だからこそ、まだ会社のアカウントはVerified Accountから外しているのかもしれません。)
参考資料:
Brandjacking on Social Networks: Twitter, Malicious Ghost Writing, and Corporate Sabotage
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