ネットでの人気者になってしまう、というのは企業にとってとてもメリットのある甘い提案です。今日も多くの企業が大きな金を支払いタレントを採用、PRイベントを行いメディアへの掲載を虎視眈々と狙っています。タレントを使ったPRイベントを行うことで自社の想定顧客が話題にしやすいネタをピックアップできるからです。

でもそこまでお金を払わなくてもネットで人気者になるのは可能だったりします。以下に私が思う5つの法則をまとめました。ご意見などをいただけると幸いです。

1.ありえない/ものすごい/とてつもないことを実行する

ネットの世界は「情報過多」と言われています。Googleで「ラ-メン」と検索すると実に4000万件ものページがヒットしその中で日々競争が行われています。

情報過多のネットの世界の中で目立ち、人気者になるための一番手っとり早い方法はこんなことありえない!といったようなことをすることです。日々話題が雪崩のように降り注いでくるネットの世界で話題になるためには、「ツンデレカレー」や「公園のガンダム」など、あの企業がこんなものを!?と思わせるようなネタを作るのが手っ取り早い方法です

まあ、でもそれは難しいケースも多いのも事実です。以下に、もっと簡単にできることを掲載します。

2.映像や音で表現して、動画共有サイトを活用する

映像や音はやっぱり強力です。良い映像を作ろうとすれば、コストがかかってしまうのも事実ではありますが今の時代は映像機器も安く性能も良くなり、社内だけでも映像が作れてしまう世の中になりました。

自社製品を使ったレシピや応用例、こんな使い方など今まで冊子にまとめてきたような情報を世に送り出す際に映像や音は非常に強力な手段になります。さらに、youtubeやニコニコ動画などの動画共有サイトを活用し作成したコンテンツを配信することで、顧客の意見も収集でき企業の親密度をアップさせることもできます。

海外の事例で最も有名なものといえば、「Will It Blend?(これ混ざる?)」キャンペーンでしょう。ミキサーを販売しているBlendtecという会社によって発表されたこの動画は、iPhoneやゴルフボールのような「こんなのミキサーにかけれるの!?」といったものをミキサーに淡々とかけていく動画でした。

3.企業の生の情報を伝えるサイトを頻繁に更新する

「企業の生の情報?」って質問される方も多いと思います。ウェブ時代において、戦略性を持ちつつも「親密感をアピール」し「ファンを作りだすような」企業にある生の情報を外に出していくのはとても重要になっています。

具体的には新製品の開発途中の画像だったり、販売イベントの密着レポートだったり、社内の様子の報告だったりします。その中で「今まで知らなかった」企業のリアルタイムな情報を受け取れることで、純粋にこの企業って面白いだったりこの商品に新たな発見があった!という体験を演出することができます。

4.社長/部長/開発責任者など、責任のある立場の人が「降臨」する

これは特に日本において多用されている方法なのですが、責任のある立場の人が掲示板やブログなどで「本音に近いような」ことを語り始めたり、ユーザと対話し始めることがその企業に対しての親密度を上げることにつながります。

今まではホームページコンテンツの一環としてコメントができない普通のページの中にきれいにデザインされた担当者/責任者からのコメントが掲載されるというのが一般的でした。しかし、責任のある立場だからこそこだわりがあり伝えたい思いがある、そんな人と直接対話できる体験を顧客に与えてあげることで親密度は高まり、その企業に対していい印象を持ってもらえるようになります。

最近の例でいうと、ドワンゴの川上会長がはてなでブログを書き始めたり、ゲームメーカーの社長が2chに直々に書き込んだりなど、対話ができるメディアへの露出を果たすことで評判を勝ち得ているケースも増えています。

5.Twitter/mixi/youtubeなどのソーシャルメディアでユーザに対して「返信」しまくる

最後に重要なこととして、「対話」をするということがあります。ソーシャルメディアには必ずと言っていいほどコメント欄がありそのコメントの中で誹謗中傷されることもあれば、応援メッセージを書かれるケースもあります。そのコンテンツにはまったく関係のない企業への批判や、意味のない書き込みがされることもあるなど、コメント欄の管理というのは企業にとって頭の痛い問題でもあります。

ここで非常に重要になってくるのはインターネット上ではいつもにもまして「真摯な対応をする」ということと、「重要な意見に対してしっかりと返信をする」ということが問われているということです。

インターネットは確かに悪意が存在しうる場所です。だからこそ、家や会社にいるような気分ではなく大事な取引先もいるようなパーティーの場にいるかのように振る舞う必要がありますし、意見に対してはしっかりと回答することが重要です。

まとめ

以上の文章をみてどのように感じていただけたでしょうか?「親密感」はこれからの情報提供において非常に重要なキーワードとなります。真摯な対応をしながらも、「返信してくれる」「生の意見を発信してくれる」「役立つ情報を出してくれる」会社だというイメージを持ってもらうことによって、ネット上での顧客満足度を高め、ファンを増やすことができるのではないでしょうか。