前回、「時間制限」をするマーケティングという手法を取り上げたのですが、今回・次回は「リアルタイム性」をいかにウェブで演出するかというテーマを取り上げたいと思います。今回はアメリカの事例を中心に、次回は日本の事例を中心に扱います。

よく言われる話なのですが、「Web1.0」から「Web2.0」へ移行しつつある、という話が4〜5年前に言われはじめました。ブログは今では星の数ほど存在するようになり、有名なSNSは1000万人〜2000万人規模のユーザを抱えるまでに成長しました。一方、「Ajax」と呼ばれる技術によりページの移動をしなくでもデータの読み書きをする方法が確立され、Flashを使わなくても動きのあるページが実現できるようになりました。

動きのあるページを実現していく中で、最終的にアメリカのサイトでは現在サイト内に「チャット」や「更新タイムライン(何時何分にどんなことをしたか)」のデータをリアルタイムで表示する試みが多くみられるようになっています。

アメリカで今一番勢いがあり、ユーザを多く囲っているmyspace.comよりもPVが伸びたのではないかと噂されている「facebook」。彼らのサイトに訪問すると下のバーでチャットが可能になっており、サイトを移動しながらも友達からメッセージが届くとウェブページの下のバー(下記画像)でお知らせをしてくれます。

facebookchat

これは普通に何気なくウェブページを移動しながらも使えるように設計されており、ウェブというよりWindowsのようなOS(オペレーティングシステム)のようだと揶揄されているようです。この仕組みによって「まずはウェブページに行って」「チャットがきたらウェブの中で話す」というユーザのサイトへの囲い込みが可能になっています。

また、twitterで最近話題になったサイトのまとめサイト「Tweetmeme」でもリアルタイム性を活かした機能が実装されています。以下に表示したメニューの中で「Live」という項目がある。これがリアルタイムに話題を知るための仕掛けです。

tweetmeme_bar

「Live」のタブをクリックすると出てくるページが以下のページだ。実際にLiveのページに行ってもらえれば非常に分かりやすいのだがリアルタイムに話題になったことが上にどんどん出てくる。何か暇な時に最近話題になっていることはなんだろう、と気になった時もなんとなく眺めていればネタが見つかるかもね、という仕掛けだ。

再生ボタンと停止ボタンが用意されておりちょっと止めてみたいようであれば停止ボタンを押して止めることもできる仕組みです。

tweetmeme_live

次回では、これらのリアルタイムなウェブの日本での事例やどのように活かせばいいのかということを書きます。